グンマーの狩猟日誌

群馬県在住の若造がお送りする狩猟についてのブログです 猟期以外なんかは釣りやその他のアウトドアについて書いていく、予定です

2014年10月

小さい秋の味~スダジイ~


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秋に拾える木の実でパッと思いつくのは、ドングリが代表的かもしれませんが、食べるとなると栃の実のように1週間ほど流水にさらすなどして灰汁抜きする必要があったりと手間がかかります

そういった手間のいらない上にドングリのように実がたくさん手に入り、食べて美味しい木の実そんな都合の良いモノがあるわけないだろうって?

それこそこちら、スダジイです
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ボール紙くらいの固さのカサに包まれた状態で落ちていることもあれば、カサからすっぽ抜けて落ちていることもあります

ドングリと似ているというか、知らない人が見たらそのものです

ちょっと比較を
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右がスダジイ、左が樫の実です
スダジイは顕著な涙型、樫の実は俵型に近い形ををしていて、殻の表面にはどちらも縦に細い縞が走っているのが見て取れます
この画像では分かりづらいんですが、スダジイは真上から見ると角の丸い三角錐ないしは四角錐のような形をしています。対して樫の実は上から見た時のシルエットは丸です

これらの比較は、ほかのドングリとスダジイとの比較でもほぼ同じです

さて、30分ほどしゃがみ歩きしながら拾った結果

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これくら拾えました、そこそこな量ですかね

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ちなみにですが、スダジイは生でも食べられます

味は・・・(´~`)モグモグ

胡桃にほのかに煎ったナッツの風味を加えて小麦粉の粉っぽさを足したような感じです、正直生食は味的にもお勧めできませんorz

とりあえず持って帰って
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水洗いして

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乾かします

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今回はたくさんあるので、まずはちょっと煎って食べます

弱火でじっくり煎ってやって、殻にパックリと亀裂が入ったら食べごろです
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味付けは軽く塩を振る程度で

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お味の方は・・・(´~`)モグモグ

胡桃とナッツの混ざったような風味はそのままですが、粉っぽさが消えた代わりに香ばしさが加わり、食感も少しモッチリした感じになりました
塩をふったことでほのかな甘みが強調されなかなか美味しいです、若干お酒がほしくなります(・∀・)

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美味しゅうございました

さて、次回はこれで何を作りましょうか





猟期前の安全講習

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季節も晩秋にさしかかってきましたねぇ、こちらでは最近は毎朝屋根などに霜未満夜露以上のものが降りてます。
おかげで屋根の修繕などの場合は日当たりがよく乾燥の早い東面や南面からでないと登れない場合がありますねぇ

特に本瓦ではなく色つき瓦の場合は少しの結露でも表面が濡れていると滑りやすく危険なので、皆さんもちょっとしたことだからと侮らずに乾くのを待つなどして安全に留意して登ってください(普通は登ることなんてないと思いますが・・・)

で、そんな季節になったということは、あの時期が迫ってきたわけです

そう、来月11月の15日からはここ群馬県でも狩猟解禁となるのです

なので、この時期には毎年狩猟解禁一か月前講習というものがおこなわれるそうです

自分ことグンマーは今年初参加でしたが、内容としましては警察や自治体の農業振興課や森林事務所の職員さんが見ている前でスキート射撃2ラウンドを行うというものでした

やっぱり皆さん凄いですねぇ、クレーが次々割られていく中、自分はまだ一度きりしかスキート射撃したことないために通常は肩付けせずに射台につき、シングルないしダブルで飛び出すクレーを撃つところを、肩付けした状態で射台につき、シングルのみで飛ぶクレーを撃つという初心者仕様でやらせていただいていたのですが、それでも結果は・・・

と、とにかく練習! 練習あるのみです!(゜Д゜;)

猟友会の方にコツを聞いたり、上手い人の射撃するところを後ろから見学させていただいたりもしたのですが、聞いてなるほどと思い、見てこういうことなんだと感じても、自分でそれをやろうとするとこれがなかなか出来ないんですよね(´Д`;)

技術を知識として蓄えても、体がそれを実践できるようになるにはとにかく射撃をやって覚えるしかないっていうのがよくわかった一日でした


余談になりますが、このたびの講習会の際に自分が『大物猟にも挑戦してみたい』ということを話していたところ、大物猟メインのグループの方から声をかけていただけまして、今シーズンからはそちらでお世話になるかもしれません

目指せ、自作の携帯食糧! クルミ入りクランチバー

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さて、拾ってきたクルミを洗って乾かしきれいにしましたが、中身を食べるためにはここからが大変です

オニグルミはスーパーなどで売られている実が大きく殻の薄いものと違い、殻も厚く表面積が小さい分殻は厚み以上に強固です。形はゼルダの伝説のデクノ実に似ていますね
パチンコの弾に使えばデクノ種並みの威力が出せそうです

そんなオニグルミですから、素手で握り潰して殻を割るのは不可能です

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まずは、プライヤーで。

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ぬおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ(゜皿゜#)


・・・無理でした(´・ω・`)

仕方がない

先生方、お願いします!

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金槌<おうよ

金床<任せとけ

  鉈<俺らって食べ物に使う道具じゃなくね?

ま、そんなのはどうでもいいですから、さっさと叩き割っていきましょう

とはいえ、力任せに叩き潰したらもれなく中の実もぐしゃぐしゃになった上に金床の錆まみれになって食べられません

なので

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この先端、赤丸で囲んだ部分を上にして金床に置き、この部分を金槌で何回か叩きます

それほど力はいりません、金槌の重みをそのまま落とす程度の強さで何回かたたいてやると

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このように殻がきれいに真っ二つに割れます

割っていて気が付いたんですが

こちらがよく見るオニグルミ、殻が二つ合わさったような形をしています
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に、対しまして
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こっちは全体の三割程度の数でしたが、殻が三つ合わさったような形のものがありました

種類が違う、というわけでもなさそうですが、『四葉のクローバー』的なものなんでしょうか?

中身もこのように上から見ると三つ菱のような形になっています
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さて、30分以上かけて金槌をふるい続けて殻から身を取り出せました
約130グラム、おつまみ用や製菓用に売られているむいたクルミ一袋とだいたい同じくらいの量ですかね

今回はこれと

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家にあったこれらを使って、クランチバーを作ってみようと思います

いや、せっかくなら胡桃餡にして白玉にかけたりとか、したかったんですが、今月は出費多いし来月からは狩猟用装弾の購入もはじまるので出費は少しでも切り詰めたいんですよね(´;ω;`)

あと、クランチバーってよく高カロリーや腹持ちのよさから携行食として売られてますが、正直単価結構高いですよね
自作で安く、しかも好みの味にできるのなら、これからの時期、猟のおともにできるのではないかという思惑もあったりします

まずは、クルミを軽く刻みます
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細かくし過ぎると風味が消えそうなのでそのままの大きさより小さくなればって程度でいってみます

これをフライパンで、油を使わず弱火で乾煎り
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ボールに移して冷ましておきます

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次に、フライパンへバターを投入

バターが解けたら、マシュマロを一袋まるまる投入
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焦がさないように火は弱めにしてマシュマロを溶かします

マシュマロが溶けてきたら、クルミと同量のフルーツグラノーラを投入
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先ほどのクルミも投入し、溶けたマシュマロが全体になじむようよく混ぜ合わせます
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マシュマロが全体になじんだら、クッキングシートを敷いた角バットにうつして均一に広げます
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冷蔵庫で冷まします

マシュマロが固まってしまった部分ができてしまっていたのですが、そこがなかなか固まらないのでそのまま一晩放置

ベトツキがすこしマシになったような・・・?

まな板にうつし、適当な大きさにカット
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さて、お味の方は・・・
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うんうん、混ぜたのがフルーツグラノーラだったからなのか、マシュマロが丸々一袋入っている割には甘さ控え目ですね
煎ったクルミの香ばしい風味も感じられてなかなか美味しい(・∀・)

ちなみにカロリーや栄養素は

フルーツグラノーラ 120g
エネルギー 約497kcal
タンパク質 10.8g
   脂質 10.8g
炭水化物 97g
食物繊維 6.2g
 ビタミン 148mg
 ミネラル 149mg

マシュマロ 80g
エネルギー  260kcal
タンパク質 5.2g
炭水化物 22.8g

胡桃 130g
エネルギー 877.5kcal
タンパク質 18.9g
    脂質 89.4g
 炭水化物 15.3g
  ビタミン 5.2mg
  ミネラル 1.4g

合計(ビタミン類が熱で壊れていないこと前提の大雑把計算です)
クランチバー(カット前) 330g
エネルギー 1634.5kcal
タンパク質 34.9g
    脂質 100.2g
 炭水化物 135.1g
  ビタミン 154mg
  ミネラル 1.5g

クランチバー(カット後)1個 33g
エネルギー 163.4kcal
タンパク質 3.5g
    脂質 10g
 炭水化物 13.5g
  ビタミン 15.4mg
  ミネラル 0.15g

成人男性の一日の必要カロリー 2250kcal

た、足りないorz

これだと全部持っていっても何かあった時の保険にはなりませんね(・ω・`;)
全部持っていこうとすると嵩張るし、オヤツとして考えといたほうが無難ですかねぇ
ただ、食感はけっこう固めで噛みしめがいのあるものなので満腹感は一切れでもそれなりに得られます

もしくは、フルーツグラノーラをケロッグのチョコクリスピーとかに変えて、仕上げにチョコでコーティングとかすればもっと高カロリーの携帯食むきなものになるんでしょうか

結構美味しかったし、これから試行錯誤しながら自分好みのものを作るのもありかな?


鉈<あれ? 俺忘れられてね?



秋味探してブラリ歩き



いやぁ、ですね

今日はちょっと近所の土手まで、クルミ拾いに行ってきました

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なんか以前ブログに写真を載せた木と同じ木とは思えないほど、葉が毛虫に食い荒らされていますが、まあちょっと見てきましょう

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丸い実の皮と果肉を足で栗のイガを開くようにむいてやるとあまり手を汚さずに済みます

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スーパーなどで売っている種類のクルミに比べると小ぶりで尖ったフォルムのこちら、オニグルミです

小ぶりですが、そのぶん味は濃厚です

クルミは腸内環境改善や動脈硬化への改善効果が期待されているそうですが、過度な接種はかえって体によくないんだとか

また、今昔物語には寸白(サナダムシ)が人に化けたものがクルミを濃くすり入れた酒で退治される話などもあるので、古くは虫下しの薬にも使われていたんでしょうか?


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ま、それはそうとお菓子に使うか料理に使うかも今回は定まっていませんので、とりあえずこのくらい拾っておきましょうか

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持って帰ったクルミはバケツに入れて水を注ぎます。このままだと表面に付着した果肉や繊維が殻を割った時に中身を汚してしまいますので

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このように幅広の板でもってガラガラなんどもかきまぜます。そうすることでクルミ通しがぶつかり合い、空の表面の果肉や繊維、ゴミを落としてくれます

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途中、水を取り替えながら6~7回ほど混ぜ洗いしましょう

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笊に明けて、天日で乾かします

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乾きました
さて、これで何を作りましょうか
二種類ほど考えてはいるんですが、さてさて






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クルミ拾いの帰りがけ、ビニール袋が余っていたのでついでに佃煮用にイナゴでもとっていこうかと思ったのですが、しばらく畦道を歩いてみましたが一匹も発見できませんでした(´・ω・`)

ちょっと離れた土手の方にはショウリョウバッタやトノサマバッタはいるんですが、イナゴは見当たらず。
畦道の方に至ってはそういう虫がいっさい見当たらないという

この間、仕事で伺ったお宅が農家さんだったので聞いたところ、最近は米価が一俵(60kg)8000円にしかならず、一反(約992㎡、約300坪)で耕作して収穫できるお米は8俵が限界
つまり一反の耕作地で稲作を行ってそれを売っても8×8000で64000円にしかならないそうです。

当然ながら、農耕機械や燃料、農薬、種苗代等を差し引けば利益が薄いどころかマイナスです

こういうところを改善しないと、新規参入どころか現在農業に携わっている方々が継続して農業を行うことも難しいようです
そういう状況ですから、少しでも損害を回避するために農薬も環境への影響を抑えつつ効果的に病害虫を寄せつけないようなものが開発され使われているんでしょうが、イナゴを見かけなくなってしまったことに、ちょっとだけ寂しさを覚える今日この頃です(´・ω・`)


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