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親方のお宅で今年は手作りの大型スモーカー(180×90×60)で燻製の大量生産に踏み切られたので、猪のスペアリブをお裾分けにいただきました
魚焼きグリルで炙ったところにケチャップ、中農ソースなどを混ぜたBBQソースを塗ってもうチョイ炙ると、赤みの表面がパリッと、脂は柔らかくとろけるようになって最高です。ビールがはかどりました


さて、この燻製の材料は有害鳥獣駆除で捕殺された猪だったんですが、肉をとれば当然内臓や皮、骨が出ます


前々から皮なめしに興味があったので、今回は捌くのを手伝った猪の皮を頂戴してきました
マダニが凄いのでゴミ袋に入れたうえで殺虫剤をたっぷり噴霧した上で袋の口を厳重に縛りジムニーの後席へ


一応、多少は前から皮なめしのやり方については調べてはいたんですが、脳漿なめしや塩とミョウバンを使った方法に行き当たるも、詳細の出てる書籍が千松信也さん著の『僕は猟師になった』しか地元の図書館では見つからりませんでした

ネット上で他の狩猟系サイト様や狩猟系ブログ様を覗かせていただくと塩とミョウバンを使ってのなめし方法がいくつか実例がありましたので今回はそれを参考にさせていただきます

まずは皮を中性洗剤を付けて水洗い

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皮の裏側についた肉や脂肪、毛を分解して取り除きやすくするためにホームセンターで買ってきた大型生ゴミバケツに石灰、中性洗剤、ぬるま湯を入れて24時間漬け込み

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皮をピンと張って余分な肉や脂肪、毛をこそぎ落とすためにホームセンターで売っていたスノコを二個連結
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しかし、今一思ったようにいかないのでこそぐ部分を手で持ち上げて鎌で引いてみますが、やはりうまくいかない
解体用のナイフをよく研いで、削除部分を摘み上げて少しずつ少しずつ削いでようやくそれっぽくなりました

が、夕方からはじめてすでに午前1時

肉、脂肪、毛を取り除いたあとにも一日乾燥処理する必要もあるため、一先ず表面に新聞紙をかぶせて次の日に(;´Д`)


次回、毛の処理と乾燥、最終工程です